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「資金繰り表」と「キャッシュフロー計算書」の決定的な違いとは?

「資金繰り表」と「キャッシュフロー計算書」の決定的な違いとは?

はじめに

「資金繰り表」と「キャッシュフロー計算書」。
どちらも「お金の流れ」を扱うツールですが、目的と役割は大きく異なります
この記事では、両者の違いを経営の現場目線で整理します。


資金繰り表とは?

  • 毎日の入金・出金を追いかける「短期の資金管理ツール」
  • 目的:資金ショートを防ぐ
  • 単位:日・週・月ごと
  • 見えるもの:現預金残高の推移

💡 例:来月15日の支払いに現金が足りるか?


キャッシュフロー計算書とは?

  • 決算書に含まれる「財務報告ツール」
  • 目的:企業全体の資金創出力を示す
  • 単位:四半期・年単位
  • 見えるもの:営業CF/投資CF/財務CFの全体像

💡 例:この1年間で会社はどれだけキャッシュを生み出したか?


決定的な違い

  • 資金繰り表 = “未来予測のツール”
  • キャッシュフロー計算書 = “過去実績の報告”

まとめ

  • 資金繰り表:資金ショートを防ぐための実務ツール
  • キャッシュフロー計算書:投資家や銀行向けの報告資料

👉 経営に必要なのは「どちらも」。
ただし “手元資金を守る”ためには資金繰り表が主役 になります。

This post is licensed under CC BY 4.0 by the author.