V字回復が起きた会社で、社長はどう去るべきか
敏腕後継者によって業績が回復したとき、株の価値は一変する。社長に残された『最も選択肢が多い時間』の使い方を解説。
V字回復が起きた会社で、社長はどう去るべきか
状況は一変する
後継者が現れ、
- 売上が回復し
- 利益が出て
- 将来像が描ける
ようになった瞬間、 株式の意味は根本から変わります。
株=将来のキャッシュフローへの請求権
が、再び現実のものになるからです。
このタイミングが「最も自由」
業績が低迷しているとき、 社長の選択肢は限られます。
しかしV字回復後は違います。
- 後継者に渡す
- 会社に買わせる
- 第三者に売る
すべてが選択肢になります。
選択肢①:後継者への段階的譲渡
もっとも王道で、 もっとも美しい形です。
- 数年かけて少しずつ譲渡
- 後継者の覚悟も育つ
社内外の納得感も高く、 長期的に安定します。
選択肢②:会社による自己株取得
会社が稼いだキャッシュで、 社長の株を買い取る方法です。
- 社長は現金化できる
- 経営権は後継者に集中
「ゆっくり引退したい社長」に向いています。
選択肢③:第三者売却
資産最大化を狙うなら、この選択です。
ただし、
- 企業文化
- 従業員
- 後継者の立場
とのトレードオフが生じます。
一番やってはいけないこと
それは、
成功した後に、何も決めないこと
です。
株価が上がり、 期待が膨らむほど、 決断は難しくなります。
しかし、
決められるうちに決める
ことが、社長自身を救います。
おわりに
株は、
- 成功の証
- 功績への報酬
- 静かに去るための切符
です。
V字回復はゴールではありません。
どう去るかを決める、最後のチャンス
なのです。
This post is licensed under
CC BY 4.0
by the author.